幕張新都心パティオス9番街、13番街、14番街区

概要

 幕張新都心住宅地区は、JR京葉線海浜幕張駅の東側、幕張海浜公園の先に位置する約84haの集合住宅地である。中層、高層、超高層の3タイプの住棟で構成され、約8.900戸の住宅で計画されている。
 この住宅地は日本における本格的な都市型の集合住宅であり、「沿道型住宅」によるまちづくりや「デザインガイドライン」、「デザイン会議」による計画のコントロールなど数々の新しい試みがなされている。

街区のデザイン調整を担う、ブロックアーキテクト(9番街、13番街、14番街区)

 当社の板谷龍二郎はパティオス9、13、14番の3つの街区(千葉県住宅供給公社)のブロックアーキテクトを務め、中層の「沿道型住宅」により囲み型住棟の配置、各住戸の設計、中庭のデザイン、駐車場の計画、景観ファサードの検討を行い、複数の設計者の参加によるデザイン、住棟、住戸計画をまとめた。(変化に富み、賑わいのある都市空間の形成を図るため、複数の設計者による住棟デザインを行った。)
 事業計画は計画調整者の三井所清典氏(住宅都市整備公団、千葉県住宅供給公社担当)の元にデザイン調整を行い、事業調整者、事業計画調整者委員の参加の「デザイン会議」の承認を得て進められた。
 パティオス9番街では「日本的な集合住宅」の実現が目指され、日本古来の素材や色彩の採用(和瓦、利休鼠、白茶など)と日本的なデザイン要素が取り入れられた。13番街では向かいのパティオス12街区とのデザインの呼応、PCaコンクリートによる日本的デザイン割ファサードの実現が目指された。パティオス14番街では構造的には合理的なロの字の住棟の採用、平面駐車場の採用、街路に光が漏れる夜間照明とプラン工夫がなされた。中庭は其々個性的なデザイとし、アメニティを高めるとともに外部からの利用も考慮した。